鉄道を愛するおじさんの戯言

鉄道模型のNゲージに関する情報を、独自視点を交えてお伝えしていきます。

2019年 広島鉄道ニュース 【1月分】まとめ その②

芸備線 全線復旧へ向けた第一歩

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2019年1月16日の中国新聞に、芸備線の不通となっている区間のうち、三次~上三田間で運行を再開するという記事が出ていました。運行を再開する時期については4月上旬となっています。

朝と夕の、利用客が多い時間帯に限って運行するということですが、地元の学生や通勤客に配慮した形での運行形態となる模様です。なので、マニアやファンの方が訪れての乗車はご遠慮くださいね。地元の方たち優先ですから。沿線から列車が走るさまを撮影するくらいで我慢してください。秋には全線復旧しますからそれまではお預けです。

土日も列車は運行するということですが、ゴールデンウィークや夏休み期間中は運休となる予定です。代行バスについては運行を継続するとのことです。


 

駅前の再整備事業推進?

2019年1月22日の中国新聞に、JR西日本福山駅北口広場にホテルと駐車場を整備することについて、福山市に提案したという記事がありました。

各地で大きく動き始めた駅周辺の整備ですが、福山駅でもまた様変わりが始まるようですね。駅北口に、6階建てのホテルと5階建ての立体駐車場を整備する計画で、このほかにも市内の循環バス「まわローズ」やタクシーの乗降場、待機場も確保する見通し。

北口にある広場は、現在福山市が所有していますが、JRが所有する南口の広場と交換する形で権利を移動するみたいです。ただ、市が持っている土地が4500平方メートルに対して、JRが持っている土地は2600平方メートルと倍近い差があるのですが、これで等価交換となるのでしょうか?今後の動きにも注目です。

駅周辺の整備といえば、広島駅も来年から取り壊しが始まるようなので、そろそろ記録しておきたいと思います。

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廃線となった「三江線」の跡地活用

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2019年1月25日の中国新聞に、「三江線跡地活用 一緒に考えよう」という記事がありました。広島市内にある古書店カフェで鉄道ファンなどが集まり、昨年3月に廃線となった三江線の跡地利用について意見を交わすという物でした。集いは1月27日に行われたようですが、どのようなことが提案されたのでしょうか?

NPO法人の「江の川鉄道」のメンバーが中心となり進んでいる、廃線跡を利用した公園整備に向けた動きなども紹介されたようです。宇都井駅に関する映像作品などの上映も行われたとのことで、元気を取り戻しつつあるようですね。

先日も、邑南町議会で、三江線廃線跡の一部をJRから譲り受ける議案が提出され、取得を目指すことが議決されました。これらは、NPO法人江の川鉄道」のスタッフをはじめ、多くの方々が支援して行ってきたイベントの成果によって実現したものです。

廃線という悲しい出来事を、ただその中にあって憂うよりも、次の目標や夢に向かって動き出すという、多くの人たちの努力によって起こされた結果です。

これからも大変なことがあるかもしれないですが、頑張ってほしいと思います。おっさんも、出来る限りイベントなどに参加して応援していきたいと思います。

ありがとう三江線、そしてこれからもよろしく三江線


 

遮断機と警報機の設置

2019年1月26日の中国新聞に、踏切の設置について書かれた記事がありました。2018年の9月に、小学4年生の児童が列車にはねられ死亡する事故が発生した、福塩線にある岩崎第一踏切に遮断機と警報機が設置されるという物でした。

この踏切では、2017年9月にもミニバイクに乗った20代の男性が死亡しているということですが、これらのことから地元の強い要望を受けてJRが設置した模様です。

1月25日から工事が開始され、3月中旬には使用開始を開始すると書かれていたので、今はkどうしているものと思われます。広島県内には、第4種踏切と言われる警報機も遮断機もない踏切が数多くあり、今後これらの踏切への遮断機と警報機の設置が課題となってくると思われます。

他の路線でも死亡事故や接触事故が多く、列車の遅延にもつながるためJRとしてもどうにかしたい問題だと思います。県内のすべての踏切に遮断機と警報機を設置するのは、予算的にも作業的にもかなりの負担がかかるため、JR1社にすべて抱っこにおんぶというわけにはいかないでしょう。よほどのことがないがない限り、地元の協力を得て廃止する方向を検討することも必要かと思われます。

 踏切の負担が増えれば、やがて運賃へ反映せざるを得ないでしょうし、場合によっては路線の廃止にもつながりかねません。いろいろ不便なこともあるでしょうが、地元の方々にはご理解いただいて、廃止できそうな踏切は無くしていく方向で検討していただきたいと思います。それにより、事故の発生件数を減らせるとともに列車の定時運行もかないます。

踏切事故で犠牲なられる方が居なくなるように努力をしていかねばなりません。それが犠牲になられた方々への供養にもなると思います。

BY テツまん吾郎

1月の広島支社管内鉄道事象

2019年1月5日 午前7時10分ころ
可部線下祗園駅構内で、上り線の信号機が赤のまま変わらなくなるトラブルが発生。原因は、駅構内のレールの継ぎ目に立て2センチ、横数センチの鉄片が挟まっていたことによる回線のショート。鉄片は、電車のブレーキ材のかけらとみられるということ。この事故により上下線4本の電車が運休、乗客1500人に影響が出た。

2019年1月9日 午前11時50分ころ
山陽本線の八本松駅構内に停車中だった、岩国発白市行き普通電車の運転士が、体調不良を訴え交代するトラブルがあったあ。運転士は30代の男性運転士。これにより、白市~瀬野間で上下合わせて4本の電車が運休し、八本松~海田市間で上り電車4本が最大で約70分の遅れとなった。乗客600人に影響が出た。

2019年1月10日 午前4時5分ころ
山陽本線の八本松~瀬野間で、西条発広島貨物ターミナル行きの回送機関車が鹿と接触した。運転士は、広島総合指令所へ「鹿と接触して停車した」と連絡、その後線路と車両の安全を確認し、約50分後に運転を再開したという。後続列車だった白市発岩国行き普通電車が影響を受け、電車は大野浦駅で打ち切り。この電車で運行予定だった列車が、大野浦~岩国間で上下2本運休し、乗客約1000人に影響が出た。

2019年1月12日 午後1時45分ころ
広島電鉄白島線の白島発八丁堀行き路面電車が、八丁堀の市道でタクシーと衝突した。電車と並走していたタクシーが、右折しようとして軌道内に入り衝突。その弾みでタクシーが渋滞で止まっていた軽乗用車に追突した。タクシーの乗客のうち、30代の女性が右手、40代の男性が首に軽いけがを負った。電車の乗客と運転士にはけがはなかった。タクシーの運転士が、右折禁止の場所で右折しようとしたのが事故の原因とみている。この事故の影響により、白島線は事故処理のため約30分間運転を見合わせた。

2019年1月22日 午前6時30分ころ
山陽本線の本郷~河内間で、糸崎発広島行き普通電車が鹿と接触し緊急停止した。広島総合指令所に連絡後、運転士が線路と車両の安全を確認し、約20分後に運転を再開した。この電車の遅れにより、可部線の電車上下2本の車両繰りがつかなくなり、広島~緑井間で部分運休した。全線で乗客約800人に影響が出た。

2019年1月23日 午後7時25分ころ
山陽本線の鈴ヶ峰踏切で、坂発岩国行き普通電車の運転士が人影を見つけ、電車を緊急停止させた。広島総合指令所に連絡後、運転士が線路と車両、踏切内を確認して人との接触が見られなかったことから、15分後に運転を再開した。これにより、上下2本の電車が部分運休し、3本が約15分遅れとなり、乗客約2300人に影響が出た。

2019年1月26日 正午ころ
可部線の八木踏切で踏切内の異常を知らせる信号機が作動したため、広島発あき亀山行き普通電車が踏切手前で停車した。原因を調べたところ、検知装置が雪を障害物と誤って認識し、装置が作動したことが判明。これにより、可部線の電車が広島~横川間で上下2本が運休し、2本が最大で20分遅れで運転され、乗客約330人に影響が出た。

2019年1月27日 午後9時15分ころ
山陽新幹線の東広島~三原間を走行中だった、博多発名古屋行き「のぞみ98号」で、車両保守担当の社員が床下からの異音に気づき、福山駅で列車を停止させて点検した。異常が見つからなかったため午後9時42分に運転を再開。これにより、上下7本の新幹線が最大で15分遅れとなり、乗客約4100人に影響が出た。

2019年1月28日 午前9時55分ころ
山陽新幹線の岩国~徳山間を走行中の、新大阪発鹿児島中央行き「さくら547号」の運転士が、「ドン」という異音を聞いたため列車を緊急停止させた。車両を確認すると、先頭部分に羽と血痕が付着していたため、鳥と衝突したとみられる。安全が確認できたため約20分後に運転を再開したが、上下11本の新幹線が最大で22分の遅れとなり、乗客約3900人に影響が出た。

2019年1月29日 午後4時50分ころ
東京発博多行き「のぞみ39号」に乗車中の乗客が、「通常と異なる音がした」と乗務員に連絡。乗務員がすぐさま東京新幹線総合指令所へ報告し、岡山駅から専門の係員を乗車させ広島駅到着後に点検を行った。異常が見つからなかったため、同新幹線は18分後に運転を再開。この影響により下り新幹線3本が最大で19分遅れ、乗客2400人に影響が出た。

2019年1月30日 午前5時20分ころ
山陽新幹線の姫路~岡山間で停電が発生。これにより、新大阪~広島間の下り新幹線が運転を見合わせ。約2時間20分後に復旧したものの、新大阪~広島間で上下5本が運休、24本が最大1時間15分遅れで運転された。乗客約12300人に影響が出た。配線の張替え工事にミスがあり、回線がショートしたことにより停電が発生した。工事を行ったのはJR西日本のグループ会社。